洋服を毎日着替えるように、香りもその日の気分や予定に合わせて着替えたい。
そんな願いを叶えてくれるのが、種類豊富な「お試し香水」です。
フルボトル1本だと飽きてしまいがちですが、1.5mlのミニサイズなら、複数の香りをワードローブのように揃えることができます。今回は、上級者向けの楽しみ方である「シーン別使い分け」と「香りの重ね付け(レイヤリング)」についてご紹介します。
1. シーン別:香りのワードローブを作る
時間帯や会う相手に合わせて香りを変えることは、大人のマナーであり、自分自身のスイッチを切り替える儀式でもあります。
Morning / Office
朝やオフィスでは、清潔感と信頼感が大切です。個性が強すぎる香りや甘すぎる香りは避け、シトラス系やサボン(石鹸)系を選びましょう。
おすすめ:Maison Margiela / Lazy Sunday Morning, HERMÈS / Un Jardin sur le Nil
Evening / Date
夜のディナーやデートでは、少し距離が縮まった時にドキッとさせるような、深みのある香りを。ウッディ系やムスク、バニラなどの甘さが少しあるものが魅力的です。
おすすめ:DIOR / Hypnotic Poison, Maison Margiela / Jazz Club
Weekend / Relax
自分のためだけに纏う香り。誰かの評価を気にせず、自分が一番落ち着く香りをたっぷりと。アロマティックな香りや、少し個性的なニッチフレグランスに挑戦するのも良いでしょう。
おすすめ:LE LABO / Another 13, DIPTYQUE / Orpheon
2. 上級者テクニック:香りの重ね付け(レイヤリング)
「他の人と被りたくない」という方におすすめなのが、異なる2つの香水を重ねてつける「レイヤリング」です。
お試し香水なら、失敗を恐れずにいろいろな組み合わせを実験できます。
1. 重い香りを先に、軽い香りを後につける(例:ウッディ系 → シトラス系)
2. つける場所をずらす(例:手首にA、ウエストにB)
3. 同系色の香料が入っているもの同士を選ぶ
おすすめの組み合わせレシピ
① 清潔感 × 色気(Lazy Sunday Morning + Another 13)
マルジェラのリネンのような爽やかさに、ルラボの独特なムスクをプラス。清潔感があるのに、どこか掴みどころのないミステリアスな印象に。
② 甘さ × スパイス(English Pear & Freesia + Jazz Club)
ジョーマローンのフルーティな洋梨の香りを、ジャズクラブのタバコとラム酒の香りで引き締める。甘くなりすぎない、大人の甘辛ミックスです。
結論:香りはもっと自由でいい
「これ!」と決めた一本を使い続けるのも素敵ですが、その日の気分に合わせて香りを着替える楽しさは格別です。
お試し香水をいくつか持っておくだけで、あなたの表現力はぐっと広がります。